Instrument

楽器を買うときに注意すること

スポンサーリンク

困っている人
初めて楽器を買うんだけど何に注意したらいいの・・・?どうやって買うの・・・?

 

こういった悩みに答えます。

 

この記事を書いた人

馬越脇 崚(まごえわき りょう)

・フリーランスのサックス奏者

・TV出演、プロオーケストラ、舞台音楽、有名ライブハウス出演多数

・講師歴10年以上

 

本記事の内容

・ネットでいきなり買わない

・楽器を買う時の流れ

・例外としてネットで買えるもの

 

これから楽器を初めてみよう、または楽器をレンタルしているけど自分のものを買ってみたい!というタイミングがあるかと思います。ただ、楽器はたくさん種類もありますし、扱っているお店も多種多様なのでどういった買い方がいいのか分かりづらいかと思います。決して安い買い物ではないので、ぜひこの記事を呼んで注意点を知っていただけたらと思います。

では早速解説していきます。

 

ネットでいきなり買わない

タイトル通りです。笑

楽器を買う上での1番の注意点はこれだと思います。今の時代ネットでなんでも買えますし、日用品などはネットの方が安いことが多々あるので僕もフル活用していますが、楽器に関してはあまりおすすめできません。理由としては以下の通りです。

 

ネットで買ってはいけない理由

・楽器には個体差がかなりある

・状態が分からない

・自分に合っているか判断できない

 

楽器には個体差がある

大量生産の工業品だから品質は安定していますが、音色や吹きやすさは金属の個体差や組み上げる際の微妙な差によって大きく違いが出てきます。ですので、同じメーカーの同じ型番の楽器でも全然違う音がする場合があるので、現物を見ないで買うのはかなりリスクがあります。

 

状態が分からない

1つの楽器を組み上げるだけでもとてもたくさんのパーツが使われていて、その全てのバランスが整って初めて楽器のベストなパフォーマンスを発揮することがきますが、ネット上ではそれを確認することができません。また、最近勢いのあるフリマアプリなどでも楽器の販売を行なっている方がいますが、ジャンク品などをつかまされることもあります。

 

自分に合っているか判断できない

楽器によっては、上級者向けで吹いたときの抵抗感をかなり上げているものもあります。初心者のうちにそういった楽器を吹こうとすると、必要以上に疲れてしまったり音が出づらくて楽器を吹くのが嫌になってしまう可能性があります。

 

楽器を買う時の流れ

では実際に楽器を買うときはどういった流れになるのか解説していきます。具体的にはこのような順番で進めていきます。

 

①あらかじめ予算を決めておく

②お店で試奏を予約する

③実際に吹いて(弾いて)みる

 

①予算を決めておく

家電の購入などと同じですが、お店にいけばいくらでも高いものは出てきます!吹きやすさや見た目のカッコよさなどで高い楽器に惹かれることは多々ありますが、予算外のものを買ってしまって後々後悔したりするのは勿体無いので、予算に基づいてメーカーや型番の狙いを定めておきましょう。

 

②お店で試奏を予約する

楽器店の規模によりますが、試奏できるブースは多くても2、3個だと思います。いきなりお店に行っても試奏室が埋まってしまっていたり、楽器によっては在庫がなかったりしてまた行く羽目になります。そもそも楽器は在庫を抱えるリスクが大きいので、大量に在庫しているお店というのはかなり限られてくるかと思います。狙いのものを選ぶためにも、必ず予約しましょう。

 

③実際に吹いて(弾いてみる)

お店で試奏するときは、もし可能であれば自分よりも楽器歴のある人についてきてもらうのが理想です。自分の音を客観的に聞くのは非常に難しく、自分が思っている音と実際に出ている音が違うことはよくあるので、客観的な意見を参考に選べるとより良いです。もしそれが難しく一人で楽器店に行かないといけない場合もあるかと思いますが、全くの初心者で楽器の組み立て方や音の出し方すら分からなくても、お店の方は丁寧に教えてくれるのでぜひ実際に演奏してみてください。音の良し悪しが分からなくても、直感的な吹きやすさなどは結構わかるかと思います。

 

例外としてネットで買えるもの

楽器本体の購入に関してはネットはおすすめできませんが、関連用品に関してはむしろネットの方が安い場合が多いです。

 

・掃除用品

スワブ、クロスなど

・ケース類

楽器ケース、リードケースなど

・絶対数の少ないマウスピースなど

・格安楽器

 

掃除用品やケース類はネットの方が多くの種類をみることができ、値段も安い上にポイントが付く場合も多いのでむしろネットでの購入をおすすめします。

 

また、例外的に絶対数の少ないマウスピースやリガチャーなどもネットでの購入はありだと思います。海外製のジャズマウスピースなどは、日本国内に入ってくる数がそもそも少なく、在庫していたとしてもどれくらいの期間そのお店にあったのかわからないため、吹きやすさなどが大きく変化している場合もあるかと思います。ですので、そういった絶対数の少ないものに関しては直接メーカーから輸入してしまうのもありだと思います。英語でのメールが必要になってしまいますが、2、3ヶ月で新品の製品を手に入れることができます。ただ、吹きやすさや状態に関しては賭けになってしまいますので、自己責任でお願いします。

 

格安楽器について

最近ネットでは相場の10分の1ほどの値段で手に入る楽器が数多く売られています。初心者の方が初めて手にする楽器としては非常に魅力的ですが、格安だし割り切って使える!という方は購入を検討してもいいと思います。実際にネットで格安楽器を購入された方の楽器を吹かせてもらったことが何度かありますが、予想以上に吹きやすく趣味として使うには十分なクオリティでした。ただ、マウスピースやリード、楽器ケースなどに関してはかなりコストを削減している可能性が高いので別途用意した方が快適に吹けるかと思います。それら備品のグレードアップ代を上乗せしてもなおかなりお買い得ではあるので、覚悟を決めて買うのもありです。

スポンサーリンク

-Instrument

Copyright © Mago-log , All Rights Reserved.